UAV制御システム検証の基本方針

本記事の要約

・UAV制御システム検証について、今後の方針をまとめます。


技術猫たちのおしゃべり

先輩……。ドローンって、良いっすよね……

何ですか。藪から棒に

いや、最近は各所でドローンを見かけるっすけど。あんなに手軽に、自由に空を飛べるって凄くないです?

それはそうですね。今だと通販で購入したドローンを、おもちゃ感覚で飛ばせますからね

いやー、未来が黄金色に輝いてるっすね。……ところで、先輩って航空機に詳しくなかったでしたっけ

まあ、制御でなら以前に関わったことがあるので、最低限の知識はあるかと

じゃ、参入しましょっか♡

は?


はじめに

という訳で、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
サバトラ先輩です。

本記事では、筆者が取り組む『UAV制御システム検証』についての導入部を記載しております。
宜しければ見て行ってください。


検証の目的と対象

本検証の目的は『UAV制御システムについて理解を深めること』です。
端的に言えば、筆者の勉強目的ですね。

えぇ……、事業化は……?  お金稼ぎは……?

航空機を扱うのに楽観視はご法度です。まずはしっかり勉強をして、基礎を固めましょう

……うぃーっす(まあ、やる気が出ただけマシか)

気の無い返事ですけど、キミもやるんですよ? 言い出しっぺですからね

!?

閑話休題。
勉強目的なので、各検証に関する記事は以下のように構成する予定です。

  1. 検証する内容と修了目標を定義
  2. 検証における思考過程及び情報源を明記
  3. 検証結果及び考察を総括

本検証で取り扱う内容は『筆者が興味を抱き、かつ触ったことが無い物』になります。
筆者は航空機力学及び制御システムの基礎については既に修めているため、これらについては本検証で解説しません。予めご了承ください。

本導入部を作成している時点での筆者の基本情報については、メニューバーの『管理人室』でご確認ください。

また、『UAV』と呼称していますが、基本的には回転翼機、すなわち『ドローン』を対象とした検証を実施します。
固定翼機にも興味はありますが、トピックとしてはあまり登場しないと思いますので悪しからず。


検証環境

UAV制御システム検証を行うにあたり、使用する環境は以下の通りです。

  • OS:Windows11
  • CPU:intel Core i7-11700K
  • メモリ:32GB
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 3060
  • 使用言語:MATLAB/Simlink 2023a(メイン)、C++、Python
  • 3DSim環境:Unreal Engine 4
  • 検証機体:Minidrone MAMBO (Parrot社) ※予定

環境が変更となった場合は、本記事に追記します。


今後の予定

今後のToDoリストです。思いつく限りのことを書きました

  • 3Dシミュレーション環境の構築
  • 強化学習を用いたフィードバック制御を実装
  • 移動車両の自動追跡機能を実装
  • ログ解析手法を確立
  • カメラ搭載&画像解析を実施
  • SLAM機能を実装
  • ジョイコン(プロポ)操作を実装
  • 複数機同時運用を実装
  • Ardupilotを搭載したドローンの自動制御

いや、多くないっすか? というか、何か重そうなトピックがチラホラ見えるっす

そうですね。まあ時間はかかるでしょうが、一個一個着実に進めていきましょう

……あー、先輩。今日は新作ゲーム発売日なんで、僕もう抜けて良いっすか?

駄目です。次回から本格的に始めるので、覚悟しておいてくださいね

(いらんことを言ってしまったかもしれんな、僕は……)